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2017年3月26日 哲学カフェ開催します!

次回のカフェの詳細が決まりましたので、お知らせします。

今回のカフェのテーマは「日々の世界のつくりかた」で、サブタイトルは「共創社会におけるパターン・ランゲージの活用を考える」です。パターン・ランゲージとは、建築家のクリストファー・アレグザンダーが提唱した知識記述の方法です。今回は、この「パターン・ランゲージ」を使って「日々の世界のつくりかた」という本を作った宮川さんのお話を伺いながらパターン・ランゲージの仕組みを理解し、テーブルごとにディスカッションします。

1.日時
平成29年3月26日(日曜日) 13時〜15時30分

2.場所
千代田区神田神保町1-3 冨山房ビルB1 
「サロンド冨山房Folio」 電話 03-3291-5153

3.参加費用
大人1,000円 /学生500円(ドリンク付き)

4.テーマおよび内容
  「日々の世界のつくりかた」
   共創社会におけるパターンランゲージの活用を考える
 
5.ゲストスピーカー 
花王株式会社 生活者研究センター センター長 宮川聖子
       
6.事前予約
電話/03-3291-5153 電子メール/folio@fuzambo-intl.com

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2017年1月15日に開催された哲学カフェ

日時:2017年1月15日(日)13時〜15時30分
場所:サロンド冨山房folio

記録:哲学カフェ事務局

テーマ:コミュニケーション能力とは何か? Part 3
    コミュニケーションと環世界
ゲストスピーカー:井上円了哲学塾 一期生 五十嵐美加氏
                     荻島由希夫氏
進行形式: 前半 ゲストスピーカーお二人のお話(対話形式)
      後半 テーブルごとに議論

概要

【前半】
 コミュニケーションがうまくいかない場合について、理由をいくつかあげました。そこから「相手と自分に食い違いが生じると、コミュニケーションはうまくいかない」ということを理解し、食い違いが起こってしまう原因を分析する上で有効な「環世界」の概念を説明。「環世界」という観点から、コミュニケーションについて詳しく考察をしました。

 「環世界」とは、もともと生物学の概念。「すべての動物は、それぞれに種特有の知覚世界をもって生きており、その主体として行動しているという考え(Wikipedaより)」です。
 今回は、この言葉を拡大解釈し、「一人ひとりの五感などの感覚は異なり、それを通じて認識した世界もまた異なる」と定義。そこから、自分の世界と相手の世界は異なることを前提に、自分の認識世界の範囲で考え・行動を変えることや「原則」を守っていくことでコミュニケーションを円滑に進めることができるのではないかとゲストスピーカーが提案しました。
 その際、ゲストスピーカーは「環世界は、自分にとっての世界そのもの。その外に出ることはできない。だから、自分以外の環世界について、本当の意味で共感したり理解したりすることはできない」という考えを示しました。しかし「環世界」という考えを提唱したユクスキュルという学者は、「認識外の世界でも認識・理解は可能だ」と唱えています。
  

【後半】
 環世界とコミュニケーションがどのように関係するのか、といった参加者の疑問から議論がスタートしました。疑問に対するグループの意見は以下の通りです。


・ひとりひとりの認識している世界は違い、コミュニケーションはその違いを知ることが大切であるから。
・環世界は、自分が見たり聞いたりしたことを自分の世界として反映していくことを繰り返していくことである。コミュニケーションでは、相手の言っていることを自分の世界に反映させると同時に、相手の言っていることを相手に当てはめることをするが、そこに食い違いが生じるとコミュニケーションがうまくいかなくなる。その原因を考える時に、環世界の概念を用いるとわかりやすいから。また、コミュニケーションにおいて、コミュニケーションがうまくいかないこと自体を認めることを大切である。


 また、もう1つの疑問としてコミュニケーションとはそもそも何かを話し合いました。


・コミュニケーションとは、生きていくための手段(ライフライン)である。
・自分のイメージしていることを完全に伝えることは不可能。
・コミュニケーションにも限界はある。相手の言っていることを完全に理解することは難しく、理解することが限界に達したとき私たちは「スルー」を選択することがある。しかし、それは必ずしも悪いことばかりでない。スルーによって、無理にコミュニケーションを図るより、相手との関係を良好に保ったり、自分を守ったりできる。


 本日のカフェで、参加者の一人である私は「相手との世界」の違いについて、普段以上に考えることができました。
 自分の認識している世界は相手とは違うことを知り、それを前提にお互いに、お互いの世界のことを理解しようとすることがコミュニケーションの基本です。
 しかし、100パーセント伝達、理解しようとすることは困難です。ですので、できるだけお互いの世界を理解しようと努力すること、食い違いが生じたときに正そうとすること、持っている世界の違いを認めあうことが重要なのではないかと思いました。

2017年1月15日 哲学カフェ開催します!

次回のカフェの詳細が決まりましたので、お知らせします。

今回のカフェのテーマは、「コミュニケーションと環世界」です。「環世界」とは「すべての動物がそれぞれに、特有の知覚世界を持っている」という考えです。今回は、「環世界」という言葉について解説した後、「人は、それぞれ別の知覚世界を持っている。だからコミュニケーションは難しいのではないか」という観点でコミュニケーションを考えます。

1.日時
平成29年1月15日(日曜日) 13時〜15時半(※終了時間が30分遅くなりました)

2.場所
千代田区神田神保町1-3 冨山房ビルB1
「サロンド冨山房Folio」 電話 03-3291-5153

3.参加費用
大人1,000円 /学生500円(ドリンク付き)

4.内容およびテーマ
『コミュニケーションと環世界』

5.ゲストスピーカー
荻島由希夫氏

6.事前予約
電話/03-3291-5153 電子メール/folio@fuzambo-intl.com

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2016年11月13日に開催された哲学カフェ

日時:2016年11月13日(日)13時〜15時30分
場所:サロンド冨山房folio
記録:哲学カフェ事務局 小池清晴
テーマ:コミュニケーション能力とは何か? Part 3
    ジェンダーの壁を越えて
ゲストスピーカー:井上円了哲学塾 一期生 松野和寛
          − 同上 − 二期生 寺川雄太
進行形式: 前半 ゲストスピーカーお二人のお話し
      後半 テーブルごとに議論

概要および感想

【前半】
 最初に、寺川さんから今の社会における男女はどのように位置づけられているかを、トイレの表示の仕方、婚姻届け書式(男が先で女が後、父母の記載欄では母の氏は書かない)、などの例を引きながら、男尊女卑的な傾向があるのではないかと指摘。私たちが当然と考えている男性・女性像ゆえに、そこから外れ、つらい思いをする人々がいる。私たちが抱いている男性・女性像を護っていく価値があるのか、あるいは変える必要性がないのかを、もう一度考えてみてもよいではないかとの提言がありました。

 次に、松野さんも人の名前(韓国の場合)のつけ方、職業における男女の呼称の相違、例えば、社長が女性の場合は「女社長」と呼ぶのは、本来、社長は男性であるという社会認識があるからではないか? などの実例を挙げながら、私たちが抱いている男性像・女性像を描き出してくれた。次に、ジェンダーとは何かについて説明があり、ジェンダー規範の壁(男はこうあるべき、女はこうあるべきという社会の要請)を取り払うことによって、コミュニケーションがより円滑になるのではないかとの提言がありました。

 

【後半】
 後半はテーブルディスカッション、今回から、できるだけ1人の発言の機会、時間が増えるように、各テーブルの人数を4人〜6人に絞りました。

 私が入ったテーブルは6人で、社会人(男性)4人、社会人(女性)1人、学生(男性)1人でした。ジェンダーの壁がコミュニケーションを阻害するという議論には至りませんでした。というよりも、普段、日常生活において我々はジェンダーというものを意識することなく、他者とのコミュニケーションをとるのであって、その無意識ゆえに少数の人々を傷つけてしまうことがあるのかもしれません。しかしながら、それは必ずしもジェンダーの問題に限らず、男同士であっても、女同士であっても、他者に対する配慮が欠ければ、相手とのコミュニケーションがうまくいかないということは多々あります。従って、ジェンダーだけを取り出して、コミュニケーションの問題を議論することに少々無理があったのかもしれません。この点については、哲学カフェ事務局のスタッフの一人として、反省すべき点があると思いました。

 我々のテーブルでは、コミュニケーション以前の問題として、我々が持っている男性像・女性像(男は外、女は内)、男尊女卑的社会構造について話をし、このような我々の認識も世代により変化しつつあること、すなわち昭和世代は男尊女卑的傾向が強く、平成世代はこのような価値観から脱却しつつあることを再認識した。なお、平成世代の方は脱却を意識しているのではなく、自然にそのような価値観をお持ちのようでした。

 これは私個人の意見ですが、経済が停滞し、今までの社会構造が揺らいでいる現在、若い方々は今までのやり方では、うまくいかないということを我々以上に感じているのではないかと思いました。

 ただ、男尊女卑的であろうが、当事者である男女が互いにそれを受け入れて、うまくやっているのであれば、当たり前のことですが、それでよいのではないかとも思います。

 

 

2016年11月13日 哲学カフェ開催します!

次回のカフェの詳細が決まりましたので、お知らせします。

今回のカフェでは、前回に引き続き、「コミュニケーション能力とは何か」について考えていきます。

1.日時
平成28年11月13日(日曜日) 13時〜15時半(※終了時間が30分遅くなりました)

2.場所
千代田区神田神保町1-3 冨山房ビルB1
「サロンド冨山房Folio」 電話 03-3291-5153

3.参加費用
大人1,000円 /学生500円(ドリンク付き)

4.内容およびテーマ
『コミュニケーション能力とは何か? Part3 ジェンダーの壁を超えて』

5.ゲストスピーカー 

井上円了哲学塾 第1期生 松野和寛氏/第2期生 寺川雄太氏

6.事前予約
電話/03-3291-5153 電子メール/folio@fuzambo-intl.com

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2016年9月25日に開催された哲学カフェ

日時:平成28年9月25日(日曜日) 13時〜15時半

場所:サロンド冨山房Folio

記録:哲学カフェ事務局

テーマ:「コミュニケーション能力とは何か? Part2」

ゲストスピーカー:寺門典宏氏(曹洞宗僧侶・福祉施設勤務)/新妻弘悦氏(東洋大学哲学塾第3期生・理学療法士)

形式:ゲストスピーカーのお話を聞いたのち、参加者の方とテーマについて意見交換を行う。

 

内容:

  1. ゲストスピーカーのお話

 (1)「コミュニケーションに言葉は本当に必要か?」(寺門典宏氏)

 言葉には、いろいろな意味があります。コミュニケーションは、言葉のみによって成り立つものなのでしょうか。

 仏教の修行では、自分に向かい合うことがほとんど。仏教の修行の1つである「五観の偈」では、食事中、その命をいただくにふさわしい行いをしたか、食べ物からエネルギーを」いただいているということを意識し、言葉を発することを許されません。できるだけ言葉を使用せず、自分の内面等に向き合うことに重点を置いて修行をします。

 福祉施設で利用者の方と接するとき、彼らの気持ち等を理解するのに言葉は使えないので、それ以外の要素、例えばアクセントや声の調子などから読み取ります。この経験でわかったことは、コミュニケーションにおいて言葉に頼らず、自分の内面と向き合いながら、相手を理解していくことが重要だということでした。

 

(2)「相手との間にある溝を埋めるためにはどうすればよいか」(新妻弘悦氏)

 わたしは普段、医療機関で認知症の方のリハビリをサポートしています。認知症の方々は、それぞれ自分の世界を持っています。ですから、コミュニケーションをとる際、その世界を否定せずに話を聞くこと、またその世界にこちらから近づくことが重要です。

 例えば、「これから会議に行く」といってどこかに行こうとする方に対し、「会議なんかありません。すぐにあなたの場所に戻りなさい」と無理やり押し付けてしまうと、相手は怒ったり、不快に思ったりします。そうではなく、「お茶でも入れましたので飲んでいってください」と声掛けをしたりするなど、相手の世界に合わせ接し方を変えることで、うまく収めることができるようになります。その際、こちらが「演技」を楽しむことも重要です。

 「ケア」とは、相手に何かを与えるばかりでなく、相手からも何かをもらうという双方向で成り立つもの。だから、コミュニケーションは必要不可欠です。

 

  1. グループでのディスカッション

 テーブルごとに分かれ、グループでのディスカッションを行いました。以下は、あるグループディスカッションに参加した人の感想です。

 今回、私のいたテーブルでは「相手との距離を縮めるためにはどうすればよいか」を中心に話を進めました。私たちの回りには、自分の意見を押し付けてくる人、話を聞いてくれない人、なんとなく気の合わないと感じる人など様々です。

 では、そのような相手がそばにいるとき、私たちはどうするでしょうか。私などは、「合わないから」といってその人との関係を諦める、なるべく接しないようにするようにすることが多いですが、それで本当の良いのかと思うことがあります。相手を遠ざけるのでなく、相手との溝をうめるようなコミュニケーションがとることができれば、自分にとっても相手にとっても良い関係を築くことができるかもしれません。

 気の合わない人とは関係を諦めるという選択肢が大部分を占める私にとってその溝を埋めるためには?という問いについて話し合うことは有意義でしたし、参加者の方々の意見は印象的でした。その意見をいくつかリストアップします。

 

・「相手と話す」だけがよい関係ではない。親子関係のように、長い間一緒にいることでできる基本的な信頼関係があれば、良い関係が出来ていると言えるのではないか。そして、その基本的な信頼関係さえあれば、コミュニケーションをとることができるのではないか。

 ・相手と意見が合わないときも、ある程度冷却期間を置くことで、相手の考えていることを冷静に見つめることができるようになる。時に、時間は重要である。

 ・相手の背景や考えを理解することが大切。

 ・「なんとなく合わない」の1つの理由として、言葉以外の雰囲気などがある。時と場合により異なるが、相手がハキハキシテいるか、見た目は爽やかか、調子のよいセールスマンのようでないかなど、見た目・雰囲気・声の調子などから受ける印象も大きい。そういう部分に気を配るとよいのでは。

 ・コミュニケーションをとるのは、人のために何ができるかを考えて人の役に立つため。それが、自分にとっても相手にとっても喜びになる。

 

 このように、当たり前とされていることでもいろいろな方の考えを聞き、意見を交わしあうことでその重要性に気づくことができた、そんな話し合いでした。

 特に、「コミュニケーションをとるのは人のために何ができるかを考えて人の役に立つため」という考えに関しては、改めてその大切さに気付くことができました。つい、コミュニケーションというと、自分の意見をいかに伝えるか、意見を聞いてもらえるかといった「自分中心」に考えてしまいがちですが、同時に相手の考えを聞き、自分の求めているものを探すこともそれ以上に重要です。

 今では、LINEやSNSなど文字だけのコミュニケーションでは、相手の気持ちを読み取ることが難しくなってきたと感じます。言葉1つにしても、ネット上でしたコメントが自分の考えていたのと違う意図で相手にとられ、相手を傷つけてしまったこともあるので、それを思い出し、よりよいコミュニケーションとは相手ありきのもので、自分のためでなく相手のために使うものだということが理解できます。

 今回、ディスカッションの中で、参加している人たちの実際のコミュニケーションの例などを基に、堅苦しくなく思っていることなどを言い合うことができました。参加している人は、学生からご年配の方、男性や女性、お仕事をしている人など、過ごしている環境は様々でした。普段あまり話さないようなメンバーでしたが、お互いのことを尊重することで、皆さん気持ちよくお話することができたと思います。

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 このように、当カフェでは様々な方が気軽にテーマについて話し合うことができます。また、当カフェでは様々な方が集まって気持ちよく意見を交換するために簡単なルールを設定し、それにそって話し合いを進めることで、だれでも気兼ねなく意見を述べ、人の意見を聞くことができます。

 私たちの身近なものをテーマとし、考えやすいテーマを設定しているので哲学についてあまりわからないといった方にもおすすめです。以下、1つでも当てはまる方は、ぜひ当カフェにおいでください!

 

・普段、誰かと話す機会があまりなく、少し外に出てお茶でも飲みながら話をしてみたい

・普段人と話し合うことのないテーマについて、話したり考えたりしてみたい

・様々な方と話したい

・おいしいお茶やコーヒーを飲みたい ...など

 

 次回は、11月13日を予定しています。皆様のご参加をお待ちしています!

 

2016年9月25日 哲学カフェ開催します!

次回のカフェの詳細が決まりましたので、お知らせします。

今回のカフェでは、前回に引き続き、「コミュニケーション能力とは何か」について考えていきます。

1.日時
平成28年9月25日(日曜日) 13時〜15時半(※終了時間が30分遅くなりました)

2.場所
千代田区神田神保町1-3 冨山房ビルB1
「サロンド冨山房Folio」 電話 03-3291-5153

3.参加費用
大人1,000円 /学生500円(ドリンク付き)

4.内容およびテーマ
『コミュニケーション能力とは何か? Part2』

5.ゲストスピーカー 

曹洞宗僧侶 寺門典宏氏
理学療法士(哲学塾三期生) 新妻弘悦氏

6.事前予約
電話/03-3291-5153 電子メール/folio@fuzambo-intl.com

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