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2016年1月17日に開催された第9回哲学カフェ

日 時:平成28年1月17日(日)PM13:00〜15:30
場 所:サロンド冨山房Folio
記録:哲学カフェ事務局
テーマ:『命の始まりと命の終わり〜生殖補助医療と尊厳死・安楽死について考える』
ゲストスピーカー:戸松義晴先生(浄土宗心向院住職・国際医療福祉大学特任教授/東洋大学文学部 現代に生きる仏教を講義)

内容:

【形式】
ゲストスピーカーである戸松義晴先生の講義を聞いた後、テーブルごとに意見交換

【タイムスケジュール】
13:10〜 スタート ゲストスピーカーの話(スライドを見ながら)
14:30〜 休憩
14:35〜 各テーブルにて話合い(5テーブル)※ゲストスピーカー戸松義晴先生が各テーブルを回り 意見交換
15:15〜 宗教界への質問・要望 ※戸松義晴先生より「宗教界に対する批判や要望を聞きたい」という要望があり、4名の方が意見を述べた
15:30頃終了

【戸松先生のお話】
1. 仏教における死生観(五蘊仮和合/仏教における生の概念/仏教における死の概念/輪廻転生/人のいのちの始まりをどうとらえるか/生命科学への態度/体外受精の許容度/代理出産の許容度/法律整備の賛否/事実告知と出自を知る権利)
2.生殖補助医療について(宗教界での議論/生命倫理問題への宗教教団の対応に関するアンケート調査結果/生殖補助医療に関する調査について/人口妊娠中絶について/出生前診断について/商業化する海外の代理出産/卵子凍結新について/法制化について/事実告知と出自を知る権利)
3.週末期医療と尊厳死・安楽死(尊厳死と安楽死/患者・家族の思い/死に直面した時、宗教は心の支えになるか/尊厳死立法に宗教界は…/法制化の問題点/延命治療の希望/尊厳死の許容度・安楽死の許容度/最後の選択権法案/「もう死にたい」)

【某テーブルで話し合った内容】
今と昔を比べると、今は「死」が生活から離れてきている。人とのつながり方も変わってきているが、それは社会制度上、ならびに家族のあり方の変化。「個人」に焦点があたったのは近代で、それ以前は家制度があった。そもそも「いのち」とは自分のものなのか、社会のなかの自分なのか。他人主体で考えているのではないか。

【宗教界に対する批判や要望】
・お坊さんは、死後のことのみではなく、人世の生き方を説いてほしい。
・残された家族の生き方についてお話しするには、その家族と日頃から関わる必要があるのでは。