2018年1月28日 哲学カフェを開催します

次回のカフェの詳細が決まりましたので、お知らせします。

次回のテーマは、「人を幸せにするのは、宗教、哲学、科学、それともお金? 信仰と宗教について考える」。東洋大学の学長であり、仏教学者でもある竹村牧男先生をゲストスピーカーにお迎えし、などについて考えていきます。

 

1.日時
平成30年1月28日(日曜日) 13時~15時30分

2.場所
千代田区神田神保町1-3 冨山房ビルB1  
「サロンド冨山房Folio」 電話 03-3291-5153 

3.参加費用
大人1,000円 /学生500円(ドリンク付き)

4.テーマ
  「宗教と信仰について考える」
 
5.ゲストスピーカー 
東洋大学学長・仏教学者
竹村牧男氏
       
6.事前予約
電話/03-3291-5153 電子メール/folio@fuzambo-intl.com

 

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2017年11月19日に開催された哲学カフェ

日時:11月19日 13:00~15:30

会場:神保町FOLIO

テーマ:「世のため人のためって誰のため ONE FOR ALL ALL FOR ONEについて考える」

ゲストスピーカー:神山敏夫氏

ゲストスピーカーの話

 中村天風の生涯と哲学の内容に触れながら、「人のために行動すること」「積極人生とは」など幅広いお話をしていただいた。

 天風は「心身統一法」を提唱している。健全な肉体は健全な精神から作られるという考えで、当時不治の病と言われていた結核をチベットでの修行を通じ、心のもち方を変えることにより治した。その経験から、自身の地位や財産をなげうって心身統一法の考えを広めることに努めた。

 神山さんは主に以下のようなことを主張された。

・健全な肉体は健全な精神から作られる

・心の持ち方が重要であり、それによって人生が明るくなる。例えば、交通事故にあったとき、「事故にあって不幸」と考えるより、「無傷でよかった」と思うことが重要だ。

・現実にあることに対し、できるかできないかは精神や考え方に左右される。

・人のために貢献するには、このような積極的思考が不可欠。

・積極的思考を行うためには、普段使われない意識(潜在意識)を積極的に使うことが重要。

グループトーク(テーブルA)

 貢献には積極的思考が必要とのことから、積極的思考とは何かについて主に話し合った。

①積極的思考とお節介の境界はどこか

 お節介とは、他人のために良かれと思い、その人のために何かをすること。積極的思考と同じ、または非常に似た言葉だ。しかし、現在はお節介を「うざい」と考え、受け入れられなくなっている人が多い。干渉されたくないと考えている。

 積極的思考は貢献の必要条件であるのに対し、他人に対してお節介をすることが貢献になるとは限らないという点で、異なってくるのではないか。

②貢献か、押し付けか

 相手に自分が正しいと思う考えを主張し、相手にもよくなってもらいたいと考える場面がある。自分から見ると「相手を豊かにしよう・よくなってもらいたい」と考えて行うことなので「貢献」になるが、同時に相手の考えを否定したり、意見の押し付けになることもある。

 その場合、重要なのは相手を捻じ伏せることではなく、納得性を持ってもらうこと。そのためには、論理的に話して説得しなければならない。つまり、貢献には確かに積極的思考が必要だが、自分が積極的になるだけでなく、それが相手に受け入れられなければならないのだ。

 貢献とは、自らをなげうって相手のために行動することであると捉えられる。しかし、それだけでは十分ではない。一方的なお節介が時に相手にとって受け入れられないように、自分が「貢献」と考えて行っていることが、相手に対して「貢献」であるとは限らない。貢献を行うときは自らの意志と同時に、相手に受け入れられることも必要である。

グループトーク(テーブルB)

①中村天風について

 中村天風のような人生を歩んだ人は稀有であり、また、望んでそのような経験をすることができるものでもない、中村天風は昭和の偉人、またはスーパーマンに近いのではないか?

②積極的意思を持って生きる=ポジティブ・シンキング?

 天風の「積極的意思を持って生きる」という話は「ポジティブ・シンキング」に近く、また「意思あるところに道が開ける」という言葉にも通じている。ある意味、それは普遍的な真理であり、積極的に生きなければ、人のために何かをすることもできないのではないか。

③世代の違い。昭和世代と平成世代の違いについて

 世代の違いについては、全員が大きな相違があることを認めていた。生まれ育った時代に刷り込まれた感覚(無意識)を払拭することは困難だ。

④孤独はいい。しかし孤立はダメ

 さらに、家族の問題について独居が増えているが、孤独はよいが孤立は避けなければならない。老後の問題として安楽死にも話が及んだ。

⑤家における祭祀の継承について

 継ぐべきものがあるかどうか、続けていく意味があるかどうかという意見があり、ディスカッションが始まりそうになったが、時間が足りず中断。

当日の配布資料

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2017年11月19日 哲学カフェ開催します!

次回のカフェの詳細が決まりましたので、お知らせします。

次回のテーマは、「世のため人のためって、誰のため?」。今回は公認会計士であり、公益法人コンサルタントでもある神山さんをゲストスピーカーにお迎えし、「公共哲学」や「中村天風哲学」についてお話を伺いながら、「家族とはなにか」「次世代に伝えたいものとは」などについて考えていきます。

1.日時
平成29年11月19日(日曜日) 13時〜15時30分

2.場所
千代田区神田神保町1-3 冨山房ビルB1  
「サロンド冨山房Folio」 電話 03-3291-5153 

3.参加費用
大人1,000円 /学生500円(ドリンク付き)

4.テーマ
  「世のため人のためって、誰のため?」
 
5.ゲストスピーカー 
公認会計士・税理士 公益法人コンサルタント
神山敏夫氏
       
6.事前予約
電話/03-3291-5153 電子メール/folio@fuzambo-intl.com

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2017年9月24日に開催された哲学カフェ

時間:13:00〜15:30

会場:冨山房FOLIO

テーマ:マシュマロテスト 正しい選択とは

ゲストスピーカー:哲学塾1期生 五十嵐美加氏

 

【前半】ゲストスピーカー五十嵐さんのトーク

  • 禁煙するつもりが、なぜかタバコをくわえている…
  • ダイエットする気満々だったのに、私なんでケーキを食べてるの?
  • 結婚してる身だけど、彼(彼女)の魅力には抗えない…
  • 夜中のラーメンって、なんでこんなに美味しいの?

これらの例を紹介し、「私たちはなぜ、自分で決めたことができないのでしょう」と問いかけた後、心理学者ウォルター・ミシェルの実験「マシュマロ・テスト」を紹介。

  • 子供の前にマシュマロを1つ置く。
  • 実験者は「このマシュマロは君のものだよ。もし私が戻ってくるまで待てたら、もう1つあげる。待てなかったら、ベルを鳴らして。そのときは、追加のマシュマロはなしだ」。
  • 子供とマシュマロを残し、実験者は部屋を出ていき、15分我慢できるかどうか試す。

 実験結果を見ると、7割の子供は最後まで我慢できず、途中で1つのマシュマロを選択。全体の約3割の子供が、最後まで待って2つのマシュマロを選択できた。

 最後まで待てた子供の様子を観察すると、マシュマロから気をそらしたり、目に入らないようにしたり、目の前のマシュマロはマシュマロではないと考えていたようだ。

 この実験結果からウォルターが引き出した結論は、人間の脳には本能的・欲求的に物事を選択する「ホットシステム」と、目的達成のために手段を考えて妨げを抑圧する「クールシステム」が備わっているということだった。

 ウォルターは、「真の選択をするためには、本能的な側面のホットシステムを調整することが大切」と考えていた。

 一方、シーナ・アイエンガーは、「幸せに関することは、ホットシステムを無視して選ぶべきではない」と考えた。例えば、恋人のどこが好きかをきちんと説明できるカップルと、相手のことを「なんとなくいいな」と思っているカップルを追跡調査。すると、後者のほうが相手への満足度が高いということがわかったという。

 私たちの生活の中でも、ダイエット中なのにケーキを食べている、テスト前に漫画を読んでしまうといったことがよくあり、あとで後悔してしまう結果になりがちだ。しかし、それを後悔するのではなく、ケーキや漫画を選択したときに得られる満足をもって納得すればいいのではないか。

 

【後半】テーブルディスカッション

問1 ホットシステムとクールシステムのどちらが良いか

問2 正しい選択とは何か

 

・テーブルA

 選択するときに大切なのは、ホットシステム・クールシステムどちらがよいかということではなく、自分への内面への問いを繰り返して、自分が何を求めているかをはっきりさせたうえで、それにあっているかということではないか。つまり、自分の中にある判断基準こそ重要だ。

 正しい選択とは、自分が納得できる選択であるということ。例えば、夜中にラーメンが無性に食べたくなることがある。一般的に見れば、夜中にラーメンを食べるという行為は健康的に好ましくないので、正しくない選択肢と捉えられることが多い。しかし、「夜中」に「ラーメン」を食べるという行為が一般的に正しくないとしても、本人の中に納得感があればそれは正しい選択といえる。例えば、その日に夜遅くまで飲まず食わずで仕事を頑張り、その結果、1日の終わりに大好きなラーメンを食べて、明日からまた頑張ろうという気持ちになれるのであれば、その人にとって夜中のラーメンは正しい選択といえる。

 しかし選択する瞬間、納得感を持てることは少ない。疑いや不安を感じている状況だと、自分のしている選択が「正しい」かどうか判断できない。その結果、「あの時の選択は間違っていた」と後悔することも多いだろう。しかし、その経験も全く無駄ということはない。納得感を持つ選択をするためには、失敗も含めて経験値を積むことが大切だからだ。

 ここでいう経験値とは選択の失敗と成功の経験を指す。例えば、私たちの周りにはラーメン屋がたくさんあるが、自分の納得する店を選ぶことはなかなか難しい。その中で、自分にとって正しいラーメン屋を選ぶために、多くのラーメン屋に入り、多くのメニューを食べてみて経験を重ねることが大切だ。「このラーメンはあまりおいしくない」「この店は値段が手ごろで入りやすい」「飽きない味で何回でも来たくなる」「店主が横柄だ」そのたびに、感じることや学ぶことが必ずある。失敗と成功の経験を重ねて、次に生かしていくことでより精度の高い選択ができるのだ。

・テーブルA参加者の所感

 選択というテーマは、現代社会で重要テーマの1つであると思う。私の属したテーブルの中の話でも出たが、近代の「画一的」であることが正しいといった風潮が、最近はだんだん崩れ始めていて、個人がどうあるべきかということを考えることが大切になってきた。そのため、1人1人が行う選択、選択を行えるということは現代的にとても重要である。

 私は、いわゆる「ゆとり世代」と言われる世代。学校教育の中で、「みなと同じことが大切」「しかし、個性を発揮せよ、自分の意見を持て」と、矛盾することを言われてきた。そのせいか、正しい選択とは「周りに迷惑をかけないようにしつつ、自分の意見等をもつこと」であると思っている。しかし、これから国際化や情報化が進む中で、個性がより強調されるようになり、「周りにとらわれずに自分の価値観に従ってする選択が真に正しい」となってくるかもしれない。つまり、その時代や環境、世代などによって「何が正しい選択か」ということは変わってくるということだ。だから、「正しい選択とは○○○○ということだ」という絶対的な答えはないのではないのではないか。時代や環境によって変わってくるが、その変化の中で正しい選択を模索したり、その基準となる自分の価値観を見つけるために「経験すること」「ホットシステム・クールシステムを意識すること」は有用かつ重要なのではないかと思った。

 

・テーブルB

問1 ホットシステムとクールシステムどちらがいいと思いますか?

 日常生活においては、どちらかと言えばホットシステムで動くことが多いが、選択後にクールシステムで、その理由付けなり辻褄合わせを行っているのではないかという意見あり。いずれにしても、ホットシステムもクールシステムもどちらも人間の生存に必要な機能として生まれたものであり、車の両輪のごとく問題に応じてそれぞれの機能が立ち上がるのではないか? どちらか一方を選択するのは困難。この問いについては短時間で議論終了。

問2 正しい選択とは何なのでしょうか?

 自分が満足できる選択、その時の最善の選択、後悔しない選択など、人それぞれ異なる意見がある中で、次の意見が注意を引いた。

「社会規範や法律など、基準に照らし客観的に正しいかどうかということを別にすれば、正しいかどうかの判断は主観の問題であり、人それぞれ。とするならば、正しいかどうかを問うことは意味がない」。

 また、正しい選択という問題は「幸せとは何か」という問題に収斂されていくのではないかという意見もあった。

 私的には「正しい選択」とは「正しい選択」をするための前提条件が重要であり、問題を正面から見ているか? 世間体・回りの空気に左右されている自分がいないかをチェックすることができて、初めて「正しい選択」をなし得るのではないかと考える。しかし、それでもなお、限られた経験や知識によるバイアスがかかっているとも思われるので、「正しい選択」とは何かについての結論には至ってはいない。

 

・テーブルC

 5人中3人が80代ということもあり、終活カフェのようになりましたが、基本的には東洋VS西洋という話になりました(仏籍をもつ方や自宅がお寺の方がいらっしゃいました)。

 仏教では「欲を抑える」というようなイメージがあるが、大乗仏教は「自分の欲に従ってどんな選択をしようとも、それは小さなことで、自分が救われる救われないは、仏の心にかかっている。どんな欲を持ってもそれを自分でモニターできていたら、それでいいのだ」というようなお話がありました。

 ともすれば、選択というのは文化や価値観のようなものに左右され、どこまでも「ひとそれぞれ」という相対主義になりがちですが、そもそも「自分が生かされている」と考えるのであれば、選択すること自体それほど大きな問題ではないというのは斬新な考えだったかと思います。

2017年9月24日 哲学カフェ開催します!

今月24日(日)13時から、哲学カフェを開催します。今回のテーマは「マシュマロテスト 正しい選択とはなにか」です。実はこのタイトル、当初は「人はなぜ甘美な誘惑に負けてしまうのか?」でした。

・禁煙するつもりが、なぜかタバコをくわえている…

・ダイエットする気満々だったのに、私なんでケーキを食べてるの?

・結婚してる身だけど、彼(彼女)の魅力には抗えない…

・夜中のラーメンって、なんでこんなに美味しいの?

こういったことに「うーん、身に覚えがある…」という方は、ぜひカフェにご参加ください。いろいろお話しましょう!

 

1.日時
平成29年9月24日(日曜日) 13時〜15時30分

2.場所
千代田区神田神保町1-3 冨山房ビルB1 
「サロンド冨山房Folio」 電話 03-3291-5153

3.参加費用
大人1,000円 /学生500円(ドリンク付き)

4.テーマ
「マシュマロテスト 正しい選択とは何か。」
 
5.ゲストスピーカー 
井上円了哲学塾一期生 五十嵐美加
       
6.事前予約
電話/03-3291-5153 電子メール/folio@fuzambo-intl.com

 

7.参考資料

マシュマロテスト


The Marshmallow Test

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2017年6月11日に開催された哲学カフェ

日時:平成29年6月11日(日)13時〜15時30分
場所:サロンド冨山房Folio
ゲストスピーカー:井上円了哲学塾三期生 新妻弘悦
テーマ:「あなたは空気を読めていますか?」

【前半】

ゲストスピーカー新妻さんのトークからスタート。まず、2017年2月28日の朝日新聞朝刊に掲載された岩手の高校生Nさんの記事を紹介。

1年生のある日、授業中に大きめの地震があった。揺れが治ると「3・11」の話題になる。当時の怖かった話を口々に話す中、私は「おばあちゃんも死んじゃった」と言った。すると、全員がシーンとなった。あれ、わたし、空気読めてない(記事の概要)

新妻さんは「この程度でクラスで浮いてしまうのか?」と疑問を提示。「友だち幻想」(菅野仁)や「やさしい関係」(土井隆義)、「若者まるわかり調査2015」(電通)などを引用しつつ、「空気とはなにか」と話す。その後、戦艦大和の例や「日本語は空気が決める」などから、「日本語は相手を慮るために主語や目的語をできるだけ言わずに済まそうとする傾向がある」という見方を示した。

では、先述の記事にあった学生は、「正体がわからないからこそ、圧倒的な力を持つかもしれない空気」を打破するためにどうしたらいいか。その方法として、新妻さんは「多くのコミュニティと緩く所属する」「技術としての対話の必要性」「空気を相対化する」「日本語を変える(たとえば敬語で議論するとか)」という案を示した。

その一方で、「人工知能にとって変わられない仕事」とは「空気を読むことのできる仕事」ではないかという可能性も示し、「空気を読めることも重要なのでは」ということも検討。その上で、参加者に2つの問いを投げかけた。

Q1. あなたは、岩手の高校生Nさんの件をどう思いますか?
Q2. 「空気を読む」ことに関して、疑問点、グループで話したいことを書いて下さい。

【後半】

テーブルトーク。いつもより少人数だったので、1テーブル4〜5名で話をした。各テーブルで話された内容は、以下の通り。


Q1 あなたは、岩手の高校生Nさんの件をどう思いますか?

  • 高校生Nさんは単に事実を話しただけ。空気が読めていないというのは解釈。
  • 空気が読めているかどうかは、誰が判断する?
  • 空気が読めない人はいない。読み方が間違っているだけ。
  • 本音を吐きにくい環境があったのではないか。
  • 時が経てば空気も変わる。待てるなら待つ、待てなければ別の場所に移動。
  • みんなで「怖かった」話をしているとき、フリマのようにお互いに少しずつハードルをあげて楽しんでいたのに、最強ワード「死」が入った発言で一気にハードルがあがり、みんながっかりしただけなのでは。

Q2 「空気を読む」ことに関して、疑問点、グループで話したいこと

  • 場所によって空気は異なる。
  • 家族、会社、学校、町内会などそれぞれのコニュニティーにはそれぞれの空気があり、同調圧力が働くケースが多い。そのメリット・デメリットを考えるべき。
  • 空気を読むって、相手を思いやることなのでは。
  • 空気を読んだ後、どうするかが大事。
  • 日本語はハイコンテクストカルチャーズ。だから文脈を読むのは難しい。

運営スタッフが参加した1つのテーブルでの話の流れは、以下の通り。

 本音を語ることができず、同調を求められる雰囲気、それは悪い空気であり、逆に本音を語ることができ、同調圧力が低い雰囲気、それは良い空気である。その空気を作り出しているものは何かについて話し合いが行われた。

  1. 企業であれば、トップの考え方の影響が多大である。同調圧力が強すぎることは、長いスパンで考えると、企業にリスクをもたらす。業績拡大期と業績減少・不振期では企業に必要とされる人材は異なる。同調圧力が少なく、多種多様な人材がいる企業は強いといわれる。但し、それができるかどうかは企業のトップに負うところが大きい。
  2. 一般論として日本人は欧米人にくらべてその場の空気に支配されやすいと云われる。その理由として「農耕民族である日本人は一人が突出することを嫌い、互いに協力して仕事をすることで、その成果を互いに分配するという社会形態に由来するのではないか」、また「日本人は古来より特定の宗教を持たず、八百万の神すなわち自然信仰が根底にあり、自然と折り合いをつけて生きること、すなわち回りの環境に合わせることが身についているのではないか」という意見もあった。

2017年6月11日 哲学カフェ開催します!

次回のカフェの詳細が決まりましたので、お知らせします。

 

今回のテーマは、「あなたは、空気を読めていますか?」。「空気を読むってどういうこと?」「空気って本当にあるの?」など、様々な疑問が飛び出してきそうなテーマです。一緒に考えていきましょう。

 

1.日時
平成29年6月11日(日曜日) 13時〜15時30分

2.場所
千代田区神田神保町1-3 冨山房ビルB1 
「サロンド冨山房Folio」 電話 03-3291-5153

3.参加費用
大人1,000円 /学生500円(ドリンク付き)

4.テーマ
  「あなたは、空気を読めていますか?」
 
5.ゲストスピーカー 
井上円了哲学塾三期生 新妻弘悦
       
6.事前予約
電話/03-3291-5153 電子メール/folio@fuzambo-intl.com

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